作文コンクール受賞者の安里さん (左) と伊良部さん =くくる糸満

安里さん(西辺中2年)に県知事賞県老人福祉作文コンクール

 【那覇支局】19日に糸満市のシャボン玉石けんくくる糸満で開かれた第60回県老人クラブ大会 (主催・県老人クラブ連合会) の中で行われた第48回県老人福祉作文コンクール表彰式で、 最優秀賞の県知事賞を受賞した安里穂歩さん (西辺中2年) と優秀賞の県老連会長賞を受賞した伊良部心彩さん (西辺小2年) に表彰状が授与された。 また、 県老人クラブ大会の老人クラブ育成功労者として宮古島市老人クラブ連合会平良支部副支部長の高良雅一さんと同連合会伊良部支部理事の與那覇明子さんが表彰を受けた。 高良さんは欠席した。

育成功労者表彰を受けた與那覇さん


 県老人福祉作文コンクールで県知事賞を受賞した安里さんは、 毎朝祖母宅を訪問してあいさつをする 「カナスヤー運動」 を題材に、 「笑顔のために」 と題して作文を書いた。
作文では 「『カナスヤー運動』 は、 重要なコミュニケーションツールとして、 今後も継続していきたいです」 とした上で 「私を育て、 支えてくれる地域への恩返しと、 おじいやおばあたち、 そして、 私の憧れでもある大好きな祖母の 『笑顔』 が輝くよう、 自分ができることに精一杯取り組んでいきます」 と結んでいる。
 安里さんは受賞の喜びを 「私を支えてくれている地域の方々について書いた作文が県知事賞に選ばれてうれしい」 と語った。
県老連会長賞を受賞した伊良部さんは 「ひいおばあちゃんが教えてくれたもの」 と題して、 曽祖母が大事にしていた言葉についてつづった。 今年7月に亡くなった曽祖母は 「ひとかなすさどぅかなすさ」 という言葉を大事にしていて、 その意味は 「人を大事にすれば自分も大切にしてくれる」 というものだという。
 伊良部さんは 「ひいおばあちゃんが大事にしていた言葉を残したい、 伝えたいと思い、 作文を書いた」 と話した。
老人クラブ育成功労者表彰を受けた與那覇さんは 「皆さんのおかげで表彰されたのだと思う。 老人クラブではゲートボールも地域づくりも見守り会も何でもやっている。 これからも一生懸命に頑張りたい」 と感謝の気持ちを表した。

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