4年ぶりのロックフェスに熱狂する観客たち(ステージ、かりゆし58)
=トゥリバー海浜公園特設会場
4年ぶり開催に沸く 宮ロック2023 ステージと観客一体
野外音楽イベント「ミヤコアイランドロックフェスティバル2023」(主催・同実行委員会)が14日、平良トゥリバー地区特設会場で盛大に開催された。4年ぶりの開催で大勢のロックファンの市民や観光客らが詰めかけ、アーティストたちのライブパフォーマンスを楽しみ、大いに熱狂した。
この3年、コロナ禍で開催が見送られたものの、島を代表する野外音楽イベントとして大勢の市民でにぎわっていた。会場には島内外から6000人が駆け付け、会場の内外には多数の出店も並び、コロナ禍前の姿を見せる会場には笑顔があふれていた。
ステージは、沖縄出身の「HY」の演奏で幕開け。「AM11:00」をはじめ、「ホワイトビーチ」などのヒット曲やライブ限定の楽曲が披露され、観客席だけでなく入場ゲートに並ぶ人たちも口ずさんでいた。そのほか「かりゆし58」「新しい学校のリーダーズ」「湘南乃風」「エルレガーデン」などの豪華アーティストたちが登場し、観衆と一体でライブ会場を盛り上げた。
県外から参加したある女性は「コロナ前も宮古島に来てこのイベントを楽しんだ。コロナで中止となり残念な思いをした。今年は参加することができてよかった」と話した。
伊良部在住の池間勇樹さん(46)は「先週からワクワクしていた。だいずズミ。これが宮古島」と興奮した様子だった。
東京から参加した市出身の人見美香さん(38)は「このためだけにきょう帰ってきた。開催を聞いて楽しみにしていた」と笑顔を見せた。
野津芳仁実行委員長は「宮古島の皆さんが支援してくれたから無事に開催できた。これだけ笑顔で楽しんでいるのを見るとうれしいし、来年も引き続きご支援いただきたい」と話した。