中学校の部で最優秀賞に選ばれた下地杏梨さん(前列左から3人目) =6日、宮古更生保護サポートセンター・ホール

最優秀賞は下地さん 社明運動作文コン

 第73回「社会を明るくする運動」宮古地区作文コンテスト(主催・同地区推進委員会)の表彰式が6日、宮古更生保護サポートセンターで行われ、中学校の部を下地杏梨さん(城東中1年)が最優秀賞、小学生の部は外間優雅さん(多良間小6年)が優秀賞をそれぞれ受賞。中学校の部では例年より多くの応募があった。多良間小学校からは4人が入賞したが諸事情により出席はなかった。
 同地区推進委員長の座喜味一幸市長(代読)は「この運動は『犯罪や非行を防止、立ち直りを支える地域のチカラ』をスローガンに、互いの支え合いによって犯罪や非行のない社会を築きよりよい社会をつくる運動。皆さんも地域、学校などいつもの生活でふと感じたことをきっかけに自分が何をできるのかを考え、行動してもらいたい。入賞の喜びを忘れずに充実した学校生活を送ってほしい」とあいさつした。
 宮古保護区保護司会の下地達男会長が「この運動は住みよい犯罪の無い明るい社会をつくる活動をしている。生徒の皆さんも身近なところからできることを頑張ってほしい」と述べた。
 下地さんが最優秀賞を受賞した作文を朗読。「『悩んでいる君」に気づける社会へ」と題した作文では、自身が小学生の頃に友人関係に悩んでいる時の登下校中、毎日あいさつを交わしていた地域の高齢者に「どうしたの」と声を掛けられ、涙ながらに悩みを打ち明けたことで現在立ち直り毎日充実している。その体験から地域に見守られていることに感謝し、また「どうしたの」の一言を当たり前にできる人が増えれば犯罪や非行のない明るい社会をつくることにつながると訴えた。
 また、宮古保護協力雇用主会の宮里敏男会長、宮古更生保護女性会の新城美津枝会長も児童生徒を激励した。多良間小へは後日、同保護司会が村で表彰式を行う予定だという。
 入賞者は次の通り。
 【小学校の部】優秀賞=外間優雅(多良間小6年)▽優良賞=湧川惺穂(同)島袋さくら(同)名嘉真藍夢(同)
 【中学校の部】最優秀賞=下地杏梨(城東1年)▽優秀賞=友利紗彩(鏡原2年)下地早弥乃(上野3年)▽優良賞=工藤栞帆(鏡原1年)宮國友李(同)垣花ゆう(同)

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