閑散期の誘客目指して 観光商談会参加を募集
第25回沖縄宮古島観光商談会(主催・市、共催・宮古島観光協会)が11月11日にヒルトン沖縄宮古島リゾートで開催される。全国から旅行社を招へいし、観光素材を見て旅行商品を造成してもらおうと開催。商談会に参加する地元事業者30社を募集しており、特に冬場閑散期の素材を期待している。また同12日には17ENDハーフマラソン終了後に伊良部屋外運動施設で閑散期対策として音楽などのイベント「IRABUフェス」が初めて行われる。
観光商談会は前年までの観光感謝祭を改称。以前は宮古から本土を訪問していたが、3年前から実際に観光素材を見て旅行商品を造成してもらおうと旅行社を招へい。好評だったため継続して招いている。昨年は旅行社28社、地元事業者25社が参加して商談や観光素材・プログラムの紹介などが行われた。
25日、市役所で記者会見を行った同協会の川満正寛事務局長は「旅行社は新しいコンテンツを探しに来ている。近年は着地型が多くなり、リゾートホテルも含めて新しい施設ができ、コロナ前とは状況が変わった。宮古島らしいコンテンツや施設を紹介してほしい。1番の望みは年間を通じた平準化。閑散期でも夏場に近い数字を挙げたい。特に閑散期のコンテンツを持つ事業者に参加してもらえれば」と商談会への参加を呼び掛けた。
11日は商談会と情報交換会、12日は旅行社による視察が行われる。申込期限は10月11日。問い合わせ先は同協会(79・6611)。
IRABUフェスは全国的に活躍するアーティストによる音楽や地元のダンスクラブ、キッチンカー等による飲食物販売のイベント。東京の不動産業ベストウェイのふるさと納税を活用して開催される。
市観光商工課の川平敏光課長は「11月から3月の観光客が落ち込む閑散期に誘客する企画を考えていた。17ENDマラソンを合同で開催することで集客も見込めると思う。ベストウェイの協力に感謝したい」と話した。
17ENDマラソンの現在の申込状況は定員1200人に対して1050人。締め切りは29日。