地域挙げて長寿祝う 皆福・保良で敬老会
■皆福自治会
皆福自治会(瑞慶覧明会長)の2023年度敬老会が24日、同自治会公民館で行われ、長年社会のため尽くしてきた敬老者51人の長寿を祝うとともに健康を願った。今年は3人が65歳を迎えて新たに敬老者の仲間入りをした。
新型コロナの影響で4年ぶりの開催となり、中止となった20~22年度の新敬老者8人の名前も紹介。幕開けでは新敬老者の瑞慶覧益子さんが「トーガニアヤグ」を踊り、「地域でみんなと力を合わせて頑張っていきたい。みんなから愛されるおばあちゃんになりたい」とあいさつした。
舞台では福里美智子さんの日本舞踊、佐和田優子さんと堂端美佐子さんのフラダンスなどが披露され、敬老者を楽しませた。
福嶺小学校の前川和昭校長がIT部や絵本作りなど児童たちの活動を紹介し、11月12日の地域合同運動会への参加を求め「皆さんの頑張っている姿を子どもたちにも見せてほしい」と呼び掛けた。
瑞慶覧会長は「コロナが収まり多くの後輩たちも集まって盛大に敬老会を開催できた。これを機に自治会の活動を活発にしたい。敬老者の皆さんには元気で後輩を指導しながら長生きしてほしい」と話した。
■保良自治会
保良自治会(砂川春美会長)の2023年度敬老会が24日、保良農村総合管理センターで行われ、地域の発展や家族のため尽力してきた敬老者128人の長寿を祝福。今年は16人が70歳を迎えて新たに敬老者に仲間入りした。
砂川会長は「4年ぶりに多くの皆さんが出席して盛大に敬老会を開催できることを心からうれしく思う。自治会が長年にわたり栄え、発展してこられたのは皆さんが地域のつながりを大切にし、保良の伝統継承に努力した賜物(たまもの)と感謝している。長寿の皆さんには一層元気で生涯現役の気持ちで活躍してほしい」とあいさつした。
新敬老者が会場に紹介され、代表して松川幸子さんが「大先輩の仲間入りできたことをうれしく思う。皆さんの温かい見守りと指導のおかげと感謝している。先輩たちの知恵と経験を学び、元気にあいさつし、部落の行事に参加し皆と交流して楽しむことなど、皆が健康で明るく楽しく思える地域づくりに協力したい」と述べた。
祝宴は仲間野江子さんの「トーガニあやぐ」で幕開け。子どもたちや有志による余興、垣花貞子民謡研究所による民謡ショーなどで敬老者を楽しませた。