宮古総合実業を団体優勝に導いた(左から)仲村さん、洲鎌さん、勝連さん =那覇商業高校

宮古総合実業が団体優勝 県高校実務競技新人大会

 【那覇支局】県高校商業実務競技新人大会(主催・県商業教育研究会)が16日、那覇商業高校で開かれ、情報処理の部で宮古総合実業が2年ぶり2回目の団体総合優勝に輝いた。個人でも、洲鎌あんりさん(2年)が1位、仲村弥奈美さん(同)が2位、勝連優香さん(同)が6位の好成績を収めた。
 同大会は商業教育を学ぶ生徒の情報処理などの知識・技術の向上を図るとともに日頃の学習の成果を発揮する場とし、有能な産業人を育成することを目的に実施されている。宮総実が優勝した情報処理競技は全商情報処理検定2~3級程度を出題範囲とし、用語や計算問題などの第1部と表計算や流れ図などの2部門で出題された。団体総合の優勝者は同一校の成績上位者3人の合計で決定し、宮総実は洲鎌さんが1位、仲村さんが2位、勝連さんが6位と全員が入賞したことから県内7校が参加する団体戦で頂点をつかんだ。
 優勝した洲鎌さんは「思ったより結果が良くて驚いたけど、1位でうれしかった。用語を頑張って覚えたことが1位につながったと思う。今後はアルゴリズムの記述を頑張りたい」、仲村さんは「練習では良かったので、2位という結果は悔しかった。来年の県大会では個人でも上位に食い込み、団体も優勝できるよう関数や用語などを覚えていきたい」、勝連さんは「優勝できてうれしい。6月の大会で優勝できなかった悔しさをバネに頑張った結果が出てよかった。来週は情報処理の検定試験があるので、合格できるように頑張りたい」とそれぞれ感想を話した。
 担当の金城奈枝教諭は「自分たちで教え合って勉強した結果で勝ち取った優勝だと思う」と生徒たちの活躍をたたえ、「優勝を糧に来年の県大会や日頃の学校生活でも頑張ってほしい」と期待した。
 同大会の珠算、電卓の部は21日に県立総合教育センターで行われる予定で宮古総合実業も出場する。同校は同部門でも優勝経験がある。

関連記事一覧