ヒルトン宮古島が開業 「地元に役立つ企業に」
ヒルトン沖縄宮古島リゾート(棚町誠二総支配人)が18日、ソフトオープンを迎え、開業に合わせて予約をしたという観光客で早速賑わいを見せていた。セレモニーで棚町総支配人は、「地域に寄り添い、地元に役立つ企業を目指したい」と抱負を語った。また、みやこ少年少女合唱団が美しい歌声を披露し、記念すべき日に華を添えた。ヒルトンは20日で日本進出60周年を迎え、宮古産の食材を使用した特別メニューを提供している。
セレモニーで棚町総支配人は、事業を通じて地域社会や環境に良い影響を与えることを目指すヒルトンの理念、「トラベル・ウィズ・パーパス」を紹介。「地域との関係づくりや雇用促進、ビーチクリーンなどに取り組んでいる。常に地域に寄り添い、ともに歩む運営をしていきたい」と述べた。
また屋内外5つのプールなどの施設を紹介し、「宮古島市民の方も、ぜひ気軽にプールやレストランを利用してほしい」と呼びかけた。宴会場や結婚式場の利用は9月1日からで、8月下旬にグランドオープンを行う予定。少年少女合唱団は2曲を披露し、万雷の拍手を受けていた。
山口県から来たという40代の夫婦は「宮古は3度目で、去年来た時にヒルトンができることを知って楽しみにしていた。美しい海や自然だけでなく、ホテルステイの楽しさも加わり、より一層魅力のある場所になった」と話した。
約20年前から毎年のように来島しているという福井県の50代夫婦は「宮古島が大きく変化したことを実感しているが、ヒルトン開業は一つの象徴になるのでは。これから外国人観光客もさらに増えていくと思う」と述べた。
4つのレストラン・バーのうち、オールデイダイニングの「アジュール」とイタリアンが楽しめる「イゾレッタ」は予約が必要。アジュールの日本進出60周年メニューでは、ドレッシングに島ラッキョウなどを使用している。予約は公式サイト(hiltonmiyakojima.jp)、または電話(75・5500)まで。
ロビーラウンジとルーフトップバーは予約不要。ケーキなどをテイクアウトすることもできる。60代女性の市民は「上品な味でとてもおいしかった。値段も手頃で、お土産などに喜ばれると思う」述べた。