宮古島市都市交通マスタープラン策定へ 住民、観光客、環境優しく
2023年度第1回宮古島市総合都市交通検討委員会(委員長=神谷大介琉球大学准教授)が15日、市役所2階大ホールで行われた。座喜味一幸市長から諮問を受けて市都市交通マスタープランを策定していく。素案では基本理念として「住民にも観光客にも環境にもやさしい交通体系の構築~『持続可能な島づくり』の実現に向けて~」を掲げている。
市では人口の減少と都市部への集中、市役所新庁舎の開庁、空港周辺の新たな拠点の形成など街づくりが大きく変化しており、下地島空港への航空路線就航、平良港の国際旅客船拠点形成港湾整備により観光客の増加が見込まれるが、二次交通の不足などの課題があり、将来のまちづくり支えるための効率的かつ効果的な幹線道路網や公共交通網の構築など総合的な都市交通政策を進めるための指針として、都市交通マスタープランを策定することになった。
市都市計画マスタープランの交通体系に関する方針を踏まえ、素案の基本方針では▽市民や観光客の移動を支える効果的な道路交通ネットワークの実現▽交流と賑わいの創出を支え、誰もが使いやすい公共交通ネットワークの実現▽中心市街地及び周辺の回遊性と賑わい向上を支援する交通環境の実現▽環境負荷や交通事故の少ない交通環境の実現―が盛り込まれた。
委員は次の通り。
▽神谷大介琉球大学准教授=委員長▽川平陽一市建設部長=副委員長▽新里哲共和バス代表社員▽砂川能樹八千代バス代表▽豊見山忠朗協栄バス代表社員▽森良知中央交通代表▽下地隆之宮古タクシー事業協同組合代表理事▽平野敦士下地島エアポートマネジメント常務▽中村雅弘市社会福祉協議会長▽平山茂治宮古島観光協会専務理事▽根路銘康文宮古島商工会議所会頭▽上原正行市老人クラブ連合会長▽上地庸一市PTA連合会長▽古謝昌彦沖縄総合事務局運輸部陸上交通課長▽村上隼同部企画室長▽久場兼治沖縄総合事務局開発建設部建設産業・地方整備課長▽上原正也県宮古土木事務所長▽石川光司宮古島警察署交通課長▽久貝順一市企画政策部長▽砂川朗市観光商工スポーツ部長▽松堂英彦市福祉部長▽砂川勤市教育部長