活動強化週間向け団結 民生委員・児童委員PR
2023年度民生委員・児童委員の日活動強化週間(12日~18日)に伴う市民児協(砂川美枝子会長)の結団式が12日、JTAドーム宮古島で行われた。新型コロナの影響で中止や規模縮小が続いたが、4年ぶりに通常通りの開催となった。市内5地域の民児協から約70人が参加し、子どもや高齢者の見守り、行政への働きかけ、相談窓口などの活動に向けて団結を誓うとともに、身近な地域福祉の担い手である民生委員・児童委員の存在をピーアールした。
同週間は民生委員・児童委員の存在やその活動の重要性を広く周知するため、全国一斉にさまざまなPR活動が行われている。市民児協ではこの機会に民生委員・児童員を身近に感じてもらい、活動のさらなる活性化につながることを期待して結団式を実施。市内5つの民児協では週間に伴い、子どもの遊び場点検や高齢者の見守りなどの活動に取り組んでいく。
砂川会長は「誰もが笑顔で安心安全に生活できるようにしっかりと寄り添い、支え合うことが民生委員・児童委員活動の基本だと思っている。私たちの活動は地道ではあるが、必要としている人の一隅をほのかに照らす福祉の担い手でありたい。コロナ禍で思うような活動ができず歯がゆい思いをした人もいると思うが、今年度は明るく楽しく活動できることを祈念したい」とあいさつ。
平良第1民児協の上地栄作会長、平良第2民児協の下地榮子会長、伊良部民児協の長嶺吉和会長、城辺民児協の会長でもある砂川会長、下地上野民児協の砂川明有会長がそれぞれ活動への決意を語った。
このうち平良第2民児協では、児童には登校時のあいさつや交通安全見守り、遊び場点検、学校と連携した健全育成に努め、高齢者には一人暮らし宅などの見守り訪問、サロンや通いの場に参加しながら見守りや活動を手助けし、障がい者には施設訪問による交流やイベント参加などに取り組む。下地会長は「地域の身近な相談相手となり、行政と連携しながら支え合い、住みよい地域社会が築かれるよう心掛けたい」と話していた。
松堂英彦市福祉部長、宮城石県宮古福祉事務所長、中村雅弘市社会福協議会長も祝辞を述べ、地域福祉における民生委員・児童委員の役割は重要と激励した。