寄港した「飛鳥Ⅱ」 =平良港クルーズ船専用岸壁

「飛鳥Ⅱ」平良港寄港 大型連休で宮古島観光

 クルーズ船「飛鳥Ⅱ」(5万444㌧)が2日、178人の旅客を乗せて平良港に寄港した。大型連休の九州・沖縄クルーズで来島した乗客たちは宮古島の自然や大橋などを巡るツアーを楽しんだ。今シーズン2隻目の寄港となり、平良港旅客受入施設に隣接する観光案内所も受入れの充実に取り組んでいる。
 「飛鳥Ⅱ」は宮崎県油津港から、午前8時ごろに平良港クルーズ船専用岸壁に接岸。旅客受入施設から出てきた乗客を宮古島市のイメージキャラクター「みーや」と横断幕で歓迎した。希望者を対象としたバスツアーが3つのコースで行われ、池間大橋や伊良部大橋、熱帯果樹園などを巡った。
 宮古島には初めて来たという長野県松本市の60代男性は「旅は快適。宮古島では天候が悪いと聞いていたが、天気に恵まれて良かった。長野は山に囲まれているので海への憧れが強いので海を楽しみたい。沖縄は人情のある所なので、地元の人とも触れ合いたい」と話していた。
 観光案内所を担当する宮古島観光協会では今回から特産品販売コーナーを設置し、宮古味噌や海ぶどう、乾燥アーサ、なまり節などを販売。「宮古島らしい商品を選んでピーアールしている」という。また市街地を観光したい乗客向けにレンタル自転車も始めた。同協会は「以前に比べて準備がしやすくなった。乗客がもっと案内所を利用しやすいように導線を改良していきたい。11日には2000人が来るので今後の受入体制が見えてくると思う」と話していた。

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