きょうトライアスロン 午前7時、前浜スタート
「海・風・太陽熱き想い君を待つ」をテーマに第37回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)がきょう16日午前7時、下地与那覇前浜をスタートし、スイム、バイク、ランの3競技で行われる。4年ぶりの開催となる今大会は新型コロナ感染症対策のためコースや競技時間を短縮するなど規模を縮小。県内外から1109人が出場して「強人」に挑戦する。15日はスイム競技会場にバイクを預託するなど最後の準備を行っていた。
同大会は2020年4月に第36回を開催予定だったが新型コロナ感染拡大の影響で中止となり、21年、22年は実施が見送られてきた。第37回は感染防止対策の観点からバイクは伊良部・来間大橋をコースから外して157㌔から123㌔、ランを42・195㌔から30㌔の周回コースに短縮、エイドステーションの数を減らし、制限時間は午後6時半まで、出場定員は1200人で外国籍選手は国内在住者とし、開・閉会式を行わないなど規模を縮小して行われる。
きょうはスイム会場で午前5時15分に気象状況の確認、午前5時半に競技実施検討委員会を開いて競技やコースの変更などを判断する。開催条件を満たしていれば午前6時に大会開始を宣言し、午前7時にスイムがスタートする。気象条件が悪くスイムの実施が困難と判断された場合はバイクとランのデュアスロン競技に変更される。
今大会には、男子は前回総合1位で過去3回優勝の戸原開人、総合2位の西内洋行、総合4位の山本真二、総合5位の三澤慶記、女子3位の戸原明子、女子5位の太田麻衣子、沖縄県1位の菅沼伸哉、県女子1位の久保田文、宮古1位の親泊昌彦、宮古女子1位の西村香織らが出場する。コースの変更によりレースがどう展開するのかが注目される。
4年ぶりの大会開催について自身も17回出場したトライアスロン実行委員会自転車部の下地盛雄部長は「出場者の表情に安堵や大会ができるだけでも良かったという雰囲気を感じる。大会開催は良い決断だったと思う。今大会は制約もあるが今後はできるだけ元の状態に戻すよう努めていきたい」と話した。
気象台によると16日は高気圧に覆われて概ね晴れ、日中の最高気温は28度と予想されている。