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共同会見を行った(左から)太田、戸原明子、戸原開人、西内、山本、三澤、菅沼、親泊 =JTAドーム宮古島

4年ぶり開催に「感謝」 戸原(前回1位)「応援感じて楽しむ」 トライアスロン招待選手共同会見

 あす開催される第37回全日本トライアスロン宮古島大会の招待選手共同記者会見が14日、JTAドーム宮古島で開かれた。出席した8人の選手たちは、4年ぶりに大会が開催されることに、「大会スタッフや市民の皆さんに感謝している」と声をそろえた。前回大会総合1位の戸原開人は「宮古の風や応援を感じながら、大会を楽しみたい」と語った。今大会は感染対策のためランが30㌔に短縮され、レース展開への影響が注目されている。
 会見には招待選手のうち、▽戸原開人(前回総合1位)▽西内洋行(同2位)▽山本真二(同4位)▽三澤慶記(同5位)▽菅沼伸哉(同18位、沖縄県1位)▽親泊昌彦(同26位、宮古島1位)▽戸原明子(同27位、女子3位)▽太田麻衣子(同50位、女子5位)―の8選手が出席した。
 宮古島を頻繁に訪れ、大会公式ホームページでのコースや観光スポット紹介にも関わっている太田は、「開催してくれたことに本当に感謝している。当日は地域の皆さんと触れ合いながら、楽しくトライアスロンが出来たら」と述べた。
 今大会は感染対策としてエイドステーションの数を減らすため、ランが42・195㌔から15㌔周回コース2周の30㌔に短縮。また、バイクも157㌔から123㌔に短くなった。
 会見では、距離が短くなったことがレース展開に与える影響について記者から質問があった。
 菅沼はランについて「20㌔まで走ってしまえば、あと10㌔だから何とかなるというイメージはある」とし、戸原明子は「短くなっても過酷なレースに変わりない」と話した。スイムが得意という親泊は「バイクとランが短くなったのは正直ラッキー」と述べた。
 山本は「仕方ないことだが、『フル宮古』が出来ないのは少し残念」とし、西内と戸原開人は「バイクは120㌔過ぎ、ランは30㌔過ぎから真価が問われる」と声をそろえた。その上で西内は「違う展開を楽しみながら頑張りたい」、戸原は「自分のペースをしっかり守って、実力で優勝を勝ち取りたい」と語った。
 太田は「ランが始まる時間が早くなり、倒れる人が出ないか心配」と参加選手を気づかい、三澤は「コロナが完全に収束していない中で、開催してくれただけでありがたい」と話した。

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