第37回トライアスロン大会まであと2日　有力選手ら続々来島

　いよいよ２日後に迫った第37回全日本トライアスロン宮古島大会に向け、有力選手たちが続々と来島している。13日は前回大会総合１位の戸原開人さん（34）と女子３位の明子さん（29、旧姓・稲葉）夫妻や、総合２位の西内洋行さん（47）などの招待選手らが宮古島に到着。戸原開人さんは「宮古島の風を受け懐かしい気持ち」、西内さんは「宮古島大会の復活は、トライアスリートの復活」とそれぞれ４年ぶりの大会への思いを語った。　　　（６面に関連）
　２０１９年に開かれた第35回大会で総合優勝した戸原さんと明子さんは翌年結婚。今大会には２歳３カ月になる長男の幸人ちゃんを連れての参戦となった。
　戸原さんが来島するのは４年ぶりという。「宮古島の風を受けて、懐かしい気持ちでいっぱい。結婚もし子どもも生まれ、トライアスロン以外のことも楽しみながら過ごしてきたが、毎年４月になると宮古に思いを馳せてきた」と語った。
　今大会は戸原さんにとって、大会最多タイとなる４度目の総合優勝がかかっている。「優勝回数にはこだわっていないが、出るレースでは必ず優勝したい。１番だけを目指してやってきた」と力強く宣言。
　市民に向けては、「島を挙げて盛り上げてくれるところが宮古島大会の一番の魅力。４年分の思いを込めて走るので、応援してほしい」と呼びかけた。
　明子さんは「少し緊張しているが、今できるパフォーマンスを発揮して、笑顔でゴールしたい。家族みんなでいい思い出にしたい」と話す。戸原さんに対しては「一番でゴールして、私を待っていてほしい」とエールを贈った。
　西内さんはことし２月と３月に、延べ20日間ほどの宮古合宿を行った。「合宿と本番はやはり雰囲気が違う。大会の雰囲気を久々に味わえてよかった。飛行機の中で仲間と話していたが、宮古島大会が復活しないとトライアスリートも復活しない。さみしい思いが続いていた」と語った。
　大会での目標については「東京五輪が終わってから若手がどんどん増えている。どこまでついて行けるか自分にも挑戦して、トップ10以上を狙いたい。以前は名前を呼んで応援してもらっていた。島の皆さんに『西内』という名前を思い出してもらえるような走りをしたい」と話した。