宮古島市多良間村 16小学校で入学式 新入生市543人、村13人
宮古地区の16小学校で11日、入学式が一斉に行われ、ピカピカの1年生が期待を胸に学校生活の初めの一歩を踏み出した。今年度の新入生は宮古島市543人、多良間村13人の計556人。市で最多は平一小の106人で、福嶺小では3年ぶりに新入生を迎えた。このうち平一小では與那覇盛彦校長が楽しい学校生活を送れるようにと、「にこにこ・もりもり・すきすき」の3つの技を伝えた。今年度から1学期の始業は2日間遅くなっている。
市の小中学校は今年度から、春休みが5日間長くなり、夏休みが同日短縮される。1学期の始業が2日間遅くなり、3学期の終業が3日間早くなる形。異動による引継ぎや学級開きの準備などで、業務が集中する年度変わりの負担を軽減する目的で決定された。
平一小の與那覇校長は、「那覇から引っ越してくる人など、公私ともにとても慌しい時期。時間的な余裕ができてとてもいいと思う。色々な準備ができるし、受け入れる子どもたちについて教職員間で情報共有も図れた」述べた。
式で與那覇校長は、「よなはもりひこ」の1文字ずつを使ったあいうえお作文で児童らに自己紹介。「立派で可愛らしい1年生に会えて、もう嬉しくてたまらない。早くみんなの名前を覚えたい」と語りかけた。
いつも笑顔で明るいあいさつをする「にこにこ」の技、朝ごはんや給食を好き嫌いせずに食べる「もりもり」の技、好きなことを見つけて毎日を楽しく過ごす「すきすき」の技、の3つを新入生に紹介。「皆さんが一日も早く学校に慣れて、毎日明るく元気に過ごすことを願っている」と話した。
保護者に向けては、同校の教育目標、「可能性をひらき・のばす~一人ひとりにそれぞれの可能性」を紹介。「目標の具現化に向けて精一杯努力していく。6年間という長い月日は照る日曇る日さまざまだが、卒業の日までご理解ご協力を賜りたい」と呼びかけた。
在校生を代表して、児童会長の池間俊太さんが「平一小はあいさつ名人がたくさんいて、とても気持ちの良い学校。また、一人ひとりの意見を大切にしながらみんなで作っていく楽しい学校」と、同校の良さを紹介。「分からないことがあったら何でも聞いてください。一緒に元気よく頑張りましょう」と激励した。