家庭ごみ来月から自己搬入ルール変更 粗大ごみは処理券貼付け
宮古島市(座喜味一幸市長)は4月1日から、一般家庭の市クリーンセンターへのごみ自己搬入に関するルールを変更する。現在、自己搬入時の料金はごみの重量によって決まっているが、自宅前での収集と同様に有料の指定ごみ袋と粗大ごみ処理券を使用することが必要となる。自宅前での収集と自己搬入に大きな料金差が発生していたことを是正するもの。持ち込みは引っ越しなどで収集業者が回収できないほど大量のごみが出た場合に限られる。
家庭ごみの自己搬入は現在、10㌔当たり40円の手数料で受け付けている。可燃ごみや資源ごみを透明袋に分別しても良く、市の指定ごみ袋を使う必要はなかった。自宅前にごみを出す場合は45㍑サイズで1枚30円の指定ごみ袋や、大で200円、小で100円の粗大ごみ処理券の使用が義務付けられており、自己搬入と自宅前収集で大きな価格差がある。
市はこれを是正するため、2023年度から、自己搬入と自宅前収集のルールを統一する。可燃ごみ・資源ごみは指定ごみ袋に分別し、粗大ごみは処理券を張り付けて持ち込むことが必要になる。計量は従来通り実施するが、重量による処理手数料は撤廃する。
粗大ごみ処理券の大は、目安として10㌔以上のものに使用。カーペットや畳、ふすまなどは、1枚につき大1枚が必要。小は10㌔以下が目安だが、45㍑の透明袋に入り合計重量が10㌔未満の場合はまとめても良い。布団やバック類で指定ごみ袋に入らないものは粗大ごみとして出す。
事業者の自己搬入料金はこれまで通り重量性だが、23年10月1日から段階的に引き上げる。最終的に27年度から、現在の倍の10㌔当たり80円になる予定。
また市は23年度から、指定ごみ袋を取っ手が付いたU字型に変更する。縛りやすさや持ち運びやすさを考慮したもので、料金はこれまでと同額を維持。
現在の指定ごみ袋の在庫が残っているため、販売開始は6月ごろになる予定。U字型の販売が始まっても、手元に残っている従来型の指定ごみ袋を使うことは可能。分別して指定日に出せば、U字型と従来型両方の収集を行う。