互いに合格を喜ぶ生徒たち =県立宮古高校

宮古地区443人が合格 4年ぶり全校で掲示

 2023年度県立高校一般入学試験の合格発表が15日、県内各校で一斉に行われた。宮古地区では宮古、宮古総合実業、宮古工業の3校でも午前9時から、校内で合格者の受験番号が掲示され、集まった受験生や父母、家族らが番号を見つけては歓声を上げ、喜びを分かち合っていた。新型コロナウイルス感染拡大防止たのめ合格発表はホームページへの掲載のみが続いた高校もあったが、宮古地区では4年ぶりに全校が校内に掲示した。
 各校の一般・推薦の合格者数は宮古が文理探究科77人、普通科160人で計237人、宮古工業が自動車機械システム科19人、電気情報科39人、生活情報科22人で計80人、宮古総実が海洋科学科14人、生物生産科27人、食と環境科フードクリエイトコース10人、同環境クリエイトコース13人、生活福祉科28人、商業科34人で計126人。地区全体では443人。
 新型コロナ感染症防止のため宮古と宮古総実では昨年まで合格発表の校内掲示を見送り、HPのみに掲載。宮古工業は一昨年からHPと校内で発表していた。
 このうち宮古高校では発表10分前には校門近くに多くの受験生や家族らが集まっていた。午前9時、校舎2階に合格者の受験番号が書かれた掲示板が出され、自分の番号を見つけた生徒は「やった」「あった」と歓声を上げていた。
 末娘の合格を家族で確認した40代母親は「3人目なので慣れてはいるが安心した。ほっとしている。高校での3年間は自分のやりたいことを見つけて頑張ってほしい」と話した。

 本土から移住して16年、長女の合格を家族で一緒に確かめた50代父親は「初めてなので嬉しさもひとしお。友だちをたくさんつくって楽しく過ごしてほしい。未来の夢があれば、それに向かって頑張ってほしい」と述べた。

受検番号を探す生徒や保護者たち=午前9時、宮古総合実業高校

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