住み良い宮古島市実現へ 7個人3団体を表彰 心豊かなふるさとづくり
宮古島市市民運動実践協議会(前川尚誼会長)は3日、市役所で第17回心豊かなふるさとづくり表彰式を開いた。クリーン部会が1人2団体、グリーン部会が4人1団体、グレイシャス部会が親切運動活動賞で2人の計7個人3団体を表彰。団体では結成60周年を迎える宮古ライオンズクラブや伊良部自治会、レベルアップパーク宮古島のこれまでの活動をたたえた。前川会長は「市民活動を推進し、住み良い宮古島市実現に向け取り組みたい」と語った。
同表彰は▽安全で清潔な快適環境▽四季を通して花と潤いのあるまち▽心のふれあいと暖かみのある宮古島市―づくりに取り組んでいる個人・団体に敬意を表し、活動をたたえるために行われている。
クリーン賞は砂川賢司さんとレベルアップパーク、ライオンズクラブが受賞。砂川さんは東小・北小・北中の通学路になっている自宅周辺を、40年以上にわたり定期的に清掃。ぽい捨てごみが多かった歩道の植栽升の剪定に取り組んだところ、ごみが減るようになったという。
子どもの文武両道を支援するレベルアップパークは、2020年からビーチクリーン活動を開始。ライオンズクラブは定期的な清掃活動に加え、市の子どもたちで組織するレオクラブと連携し、地域づくりの担い手育成にも取り組んでいる。
グリーン部会は緑の街角賞を表彰。緑化推進賞を平良西里の與那覇登さんと城辺新城の瑞慶覧明さん、植栽美化賞を伊良部仲地の宮国勝男さん、植栽努力賞を上野新里の曽我初枝さんが受賞。地域の有志で花いっぱい運動を展開しているとして、伊良部自治会に公共美化賞が贈られた。
親切活動賞を受賞したのは、松川英文さんと下地榮子さんの2人。
松川さんは久松小学校のPTA会長を務めていた1998年から、学校近くの五叉路で交通整理のボランティア活動に取り組んでいる。現在にいたるまで活動を続け、地域の児童生徒の安心安全を見守っている。下地さんは民生委員として地域住民のさまざまな相談に応じ、高齢者や障がい者世帯の見守り活動を実施。また久松学区で5年以上にわたり、朝のあいさつ運動を行っている。
前川会長は受賞者をたたえるとともに、「地域をより良くするため活動している皆さんとの連携を密にいっそう市民活動を推進し、清潔で緑多く、親切と思いやりのある住み良い宮古島市の実現に取り組みたい」と改めて決意を示した。