エニデリで注文を行う利用者 =宮古島冬まつり実行委員会提供

冬まつりでモバイルオーダー「エニデリ」導入

 閑散期の宮古島を活性化することを目的に18日開催された「第3回宮古島冬まつり」で、新たなキャッシュレス決済の取り組みとしてモバイルオーダーアプリ「anydeli(エニデリ)」を使った実証実験が行われた。同アプリは出店した14店舗の飲食店を対象に導入、決済方法を周知した。

 エニデリとは次世代型の飲食店スタイルとしてモバイルオーダーでの決済システムを提供するアプリで、混雑時の注文の取りこぼしやオーダー間違いを防ぐことができる。モバイルオーダーとはQRコードを読み込み、ダウンロード不要で商品の選択から注文から決済までをスマートフォンで行い、注文した商品を受け取る仕組み。

 冬まつりでは6千人を超える人が来場、飲食ブースは賑わいをみせた。昼食の混雑時には大行列を待っている間に利用者が注文、受け取るだけで待ち時間を短縮を行い、14店舗での合計の注文点数は3445回にのぼった。

 飲食店からは「お釣りを数えたり現金のやりとりなどが少なくなり、オペレーションが楽になった」や「より多くのお客さんの対応ができた」などの声が聞かれ、利用者からは「スマホ1つで簡単にできて便利」や「まつり以外でも使えたら良いのに」という声が寄せられたという。
 同アプリは非接触型で多言語・多国決済への対応もできるため、今後インバウンドの需要が復活した際に更なるモバイルオーダーの広がりが期待される。
 エニデリの問い合わせ、申し込みはinfo@anydeli.co.jpまたは03-4570-6973まで。

関連記事一覧