絵を描く生徒を見守るのなかさん(右) =伊良部島小中学校

漫画の描き方など教える 漫画家・のなかさん

 「宇宙刑事ギャバン」のコミカライズなどを手掛ける漫画家のなかみのるさん(65)は27日、伊良部島小中学校を訪ね、4年生の児童に漫画のキャラクターの描き方などを教えた。児童36人はのなかさんとの交流を楽しみ、10年後の宮古島をイメージした絵を描いた。
 のなかさんは漫画のキャラクターの描き方として、猫の絵から線を2本足すだけで虎になることを説明し「特徴を捉えることが大切」と伝えた。生徒らは10年後の宮古島について、よりよい環境をイメージしながら、海やサシバなどの絵を思いおもいに描いた。
 のなかさんは「宮古島の子どもたちは10年後に大学などでさまざまな場所に行く。島外で知識や経験などをたくさん得て宮古島に戻り、故郷のためになる人になってほしい」と述べた。
 学級長の浜川丈くんは「海の絵を描いているが、色の組み合わせや濃淡の表現が楽しい。10年後にはごみがなくなっていてほしい」と話した。

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