トライアスロン宮古島大会 100日前で残暦板設置
4月16日の第37回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市ほか)の「100日前残歴版設置式」が6日、市役所で行われ、主催及び関係機関・団体、協賛社など関係者が4年ぶりとなる実施を内外にアピールするとともに、選手、ボランティア、地域、市民が一体となった大会の成功を祈念した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、3年連続で中止、延期となった大会は、1200人の出場選手が決定しており、大会関係者では今後、本番に向けて準備を本格化させるとともに、気運醸成を図る。
大会長の座喜味一幸市長は、「ことしは3年間の閉塞した社会を大きく変える躍進の年。残歴設置は地域の景気を取り戻す出発の日、活性化の第一歩の日となる。(大会に期待する)選手の思いを受け止め、トライアスロンを成功に導きたい」と述べ、大会成功に向けて市民、関係者に協力と支援を求めた。
競技委員長を務める宮古島市スポーツ協会の砂川恵助会長は、「新型コロナウイルス予防対策を重視し、安全第一で感動を与える大会となるよう業務を執行する。スポーツの力で多くのアスリートが感動のゴールを目指せるよう協力を」と呼び掛けた。
特別協賛社代表で日本トランスオーシャン航空宮古支社の小堀健一支社長は、3年前の大会中止を踏まえ「特別協賛、協賛各社とともにこの日を迎えられた。新しい時計の針が動き出す瞬間に参加することに感謝の念と熱い期待を持ち、しっかりと準備をしたい」と述べた。
設置式では、「100日前」の残暦板を座喜味市長、砂川会長、小堀支社長、県宮古事務所の長浜為一所長、宮古島観光協会の吉井良介会長(代理・平山茂治専務)、実行委員長の伊川秀樹副市長、市議会の上地廣敏議長、沖縄銀行の安里学宮古支店長の8人が除幕し、宮古島大会が間近に迫ったことを島内外、全国にアピールした。
市役所総合庁舎で初めてとなる残歴板は、市役所北側の中央縦線(マティダ通り)沿いの建物壁面に設置され、本番まで毎日、カウントダウンする。
大会は「海・風・太陽(てぃだ)熱き想い君を待つ」を統一テーマに実施。コースは与那覇前浜でのスイム3㌔を皮切りに、バイク123㌔、ラン30㌔の計156㌔。ランは例年のフルマラソン42・195㌔から周回コースを設定して短縮する。悪天候時はスイムに代えラン4・5㌔のデュアスロンに変更する。