トライアスロン出場選手の抽選を行う座喜味市長(左から2人目)ら =市役所

トライアスロン宮古島大会 選手1200人決定へ

 宮古島トライアスロン実行委員会(委員長・伊川秀樹副市長)は16日、2023年4月16日に4年ぶりに実施される第37回の選手抽選会を開いた。大会長を務める座喜味一幸市長ら4人が、申込者2008人の中から100人を先行抽選。残りの1100人は機械抽選を行い、第35回大会総合1位の戸原開人さんら招待選手や優待選手を含めた1200人の出場者が決定する。当選した選手には25日、メールで通知する予定。
 第37回は定員を1700人から1200人に縮小し、国内に住む人に参加資格を限定している。全国の45都道府県から男子1762人、女子246人の申し込みがあった。国内在住の外国人は23人応募。市からの参加希望者は男子52人、女子7人の計59人。20年に開かれた第35回大会には2716人の応募があり、708人の減少となった。
 抽選は大会長の座喜味市長と実行委員長の伊川副市長に加え、競技委員長を務める砂川恵助市スポーツ協会会長、第48代ミス宮古島(ミスティダ)の山里穂乃花さんの4人で行った。
 座喜味市長は「日程も決まりいよいよ選手抽選会を迎えた。来年はこれまで大会のなかった3年間分の情熱がみなぎった大会になるものと期待している」と開催に向けた前進を喜んだ。また「トライアスロンの成功をもって、市民生活、経済、宮古島に元気を取り戻すきっかけにしていきたい」と抱負を述べた。
 砂川会長は「4年ぶりの大会を安心安全に運営し、出場選手全選手が完走できるようにやっていきたい。スポーツイベントが始まることで宮古全体に活気が出てくると思う」と語った。
 国内招待選手は第35回大会で上位に入賞した男女6選手と、沖縄県と宮古島の男女それぞれ1位の10人。宮古1位だったのは親泊昌彦さん、宮古女子1位は西村香織さん。ほかに、鳥取県の全日本トライアスロン皆生大会から推薦された国内優待選手が1人。
 新型コロナの感染対策として、ボランティアの数を減らす対策を取って大会を開催する。競技はスイム3㌔、バイク123㌔、ランはフルマラソンではなく30㌔に短縮。市陸上競場発着の15㌔コース2周とすることで、給水所の数を10から5に減らした。

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