18個人、２団体に表彰・感謝状　犯罪・非行防止に尽力

　２０２２年度更生保護女性会受賞者表彰伝達式が10日、更生保護サポートセンターで行われた。６日に沖縄本島で行われた県更生保護記念大会で受賞した宮古更生保護女性会の個人11人と民間協力者の２団体に那覇保護観察所の岡田和也所長から表彰状、感謝状が伝達された。また、宮古更生保護女性会会長感謝状には７人が選ばれ、新城美津枝会長が感謝状を手渡すとともに日頃の活動をたたえた。
　宮古更生保護女性会は設立49年目で、広く社会に更生保護への理解と協力を得るための運動を展開。非行や犯罪を防ぎ、過ちを犯した人々の立ち直りを支えるため関係団体と連携を取りながら活動している。
　新城会長は「一人ひとりが人として尊敬され、時代を担う青少年の健全育成に愛をもって務めてきた。これまでの活動が評価され受賞された皆さんをたたえるとともに、これからも支え合い、力合わせて更生保護活動に取り組んでいただきたい」とあいさつした。
　伝達式では出席した一人ひとりに賞状が手渡され、大きな拍手が送られた。
　座喜味一幸市長（代読・福祉政策課の上地俊暢課長）は「女性の持つ温かさや細やかさを生かし、長年にわたり更生活動に尽力されたことに深く感謝する。市としても皆さんと力を合わせ、犯罪のない社会の実現に取り組んでいきたい」と祝いの言葉を贈った。
　そのほか、岡田所長（代読・宮古島駐在官事務所の松山武司保護観察官）、雇用主会の宮里敏男会長、保護司会の下地達男会長が祝辞を述べた。
　伊良部更女会の一員として活動の功績が認められた受賞者代表の兼久京子さんは「このような素晴らしい賞をいただき感謝でいっぱい。これからも更生保護の心を広げる活動に喜んで参加していきたい」と話した。
　受賞者は次の通り。（敬称略）
【表彰個人】九州地方更生保護女性連盟会長＝兼久京子▽沖縄県更生保護女性会連盟会長＝新城美津枝、友利美智代、洲鎌美代、島尻正代、荷川取道代【同団体】沖縄県更生保護女性会連盟会長＝木村流大正琴宮美グループ、茜屋出雲流松宮路会教室
【感謝状】九州地方更生保護委員会委員長＝友寄光子▽那覇保護観察所長＝金城栄子、与座明美、瑞慶覧定代、砂川修代▽宮古更生保護女性会会長＝佐久本美和子、塩川ゆかり、池原敏美、高里恵子、安谷屋朝子、我那覇豊美、糸数律子