展示会の作品を鑑賞する人たち =宮古島市役所

障害者週間で作品展 貼り絵・写真など117点

 障害者週間文化作品展~ピトゥアタラッサー・ドゥアタラッサー~が29日、宮古島市役所1階で始まった。12月3日~9日の障害者週間に合わせて事前に宮古島市民から文化作品を募集し展示している。全117点の作品の中には大きなひまわり畑の貼り絵や立体にしたサシバ写真など個性豊かな作品が集まり、市役所を訪れた人の目を引き付けた。同展示会は12月9日まで行われ、来場者による投票も受け付けている。
 障害者週間は障がい者の福祉について市民の間に広く関心と理解を深めるとともに、障がい者が社会、経済、文化、その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的としている。
 作品は標語部門は宮古島市民から、その他の作品は市に居住する障がいのある人や団体から募集。手芸17点、工芸33点、書道22点、絵画21点、写真17点、標語7点の計117点集まった。
 手芸部門では服や鞄の他、純白のウエディングドレスなどもあり、個性豊かな作品に来場者らは「すごい」、「こんなのもあるんだ」と鑑賞を楽しんだ。
 標語部門では障がい福祉課で選考を行った結果、ふれあいプラザ宮古の「ピトゥアタラッサー・ドゥアタラッサー」(人をかわいがることは自分をかわいがることになる)が最優秀賞に選ばれ、今年度の作品展の標語として使用されている。
 他の部門については来場者による投票で最優秀・優秀作品が決まり、22日に表彰式が行われる予定。
 市役所に訪れた人は「作品に目を惹かれて展示会に来た。手先の器用さや完成度の高さに感動した。個性豊かで素晴らしい作品がたくさんあり(投票で)選ぶのが大変だった」と話した。

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