大会旗を徳田博石川県副知事(右)に手渡し、拍手する玉城知事
=27日、那覇市の那覇文化芸術劇場なはーと
「文化継承、促進取り組む」 美ら島文化祭閉幕
【那覇支局】国内最大級の文化の祭典である「美ら島おきなわ文化祭2022(第37回国民文化祭・第22回全国障害者芸術・文化祭)の閉会式が27日、那覇市の那覇文化芸術劇場なはーとで開かれた。「文化芸術の花咲いわたり」をテーマに10月22日から37日間にわたり、宮古島市や多良間村など県内各地で文化を発信するイベントが実施された。グランドフィナーレには在沖多良間郷友会の「多良間ふしゃぬふエイサー」も出演した。
閉会式で実行委員長の玉城デニー知事は「県民1人ひとりが担い手になって、各地域の多彩な文化芸術がより輝き、先人から受け継いできた文化の継承が一層促進されるように取り組む」とあいさつした。
グランドフィナーレでは現代版にアレンジした沖縄の伝統芸能のエイサー、舞踊や民俗芸能が披露され、手話や高齢者のパフォーマンスも舞台に立った。多良間ふしゃぬふエイサーも出演し、会場を盛り上げた。
式に出席した伊良皆光夫多良間村長は「多良間村や宮古島市など県内各地で関連イベントが開かれ、改めて沖縄文化の凄さを再認識した。文化の素晴らしさを全国に発信できたのは大きな意義があると思う」と話した。
大会旗を次期開催県である石川県の徳田博副知事に引き継いだ。開催は来年10月14日~11月26日の44日間、同県で「いしかわ百万石文化祭2023」が行われる。