伊良部・下地の自然満喫 第1回17ENDハーフマラソン
第1回宮古島市17ENDハーフマラソンin伊良部島大会(主催・市など)が13日、伊良部長浜の平成の森公園発着で行われた。ハーフ(21㌔)に507人、7㌔に322の計829人、2㌔には79組の親子連れなどが参加。下地島空港17ENDや伊良部島の白鳥埼からの眺めなど、両島の自然を満喫しながらスポーツに親しんだ。ハーフの男子では大山翼さん(宮古島市)、女子は太田麻衣子さん(東京都)がそれぞれ初代王者に輝いた。
風光明媚な景色と航空機離発着のダイナミックな光景で知られる下地島空港西側の「17END」を活用し、楽しく海を見ながら走ることで健康増進や体力向上を図ると共に、スポーツイベントによる観光振興と地域活性化に寄与することを目的に大会を企画。昨年第1回大会を実施する予定だったが、コロナ禍のため中止となっていた。
大会長の座喜味一幸市長は開会式で「久しぶりのハーフマランを迎え、皆さんの喜びがひしひしと伝わってくる。海を眺めたりおいしい空気を吸ったり、楽しい大会にしたい」とあいさつ。スタートを待ちわびる選手たちから大きな拍手と歓声が贈られた。
午前9時スタートのハーフでは、エフエムみやこの黒澤秀男社長と宮古島まもる君が選手らをワイドー三唱で盛り上げ、カウントダウンを実施。9時半の7㌔と2㌔スタートでは、2㌔に出場した座喜味市長に変わり、伊川秀樹副市長がマイクを握った。
ハーフ男子を制した太田さんは国家公務員で、昨年転勤で宮古島市に移住したという。「宮古で初めてのロードレースで優勝できてうれしい。コースは走りやすかったが、かなり暑かった」と述べた。女子で優勝した太田さんはトライアスロンのコーチで、来年4月の第37回宮古島大会に向けた合宿のため来島している。「宮古のきれいな海を楽しみながら走ることができた。トライアスロンでは招待選手として優勝を目指したい」と語った。
ハーフの入賞者は次の通り。(敬称略)
【男子】1位=大山翼(宮古島市)1時間19分52秒▽2位=伊佐孝明(同)1時間21分46秒▽3位=児山覚(那覇市)1時間26分31秒【女子】1位=太田麻衣子(東京都)1時間33分51秒▽2位=谷中千華(宮古島市)1時間35分56秒▽3位=野口恵子(東京都)1時間44分15秒