新会頭に根路銘康文氏 宮古商工会議所臨時議員総会
宮古島商工会議所は10月31日、平良下里のホテルで議員当選・選任証書交付式及び臨時議員総会を開き、1日から3年間の新体制をスタートした。新会頭に前副会頭の根路銘康文氏を選任、副会頭には中尾忠筰氏を再任したほか、新たに野津芳仁氏を選任した。専務理事は新城武一郎氏が留任。4期12年間にわたり会頭を務めた下地義治氏は顧問に就任。根路銘新会頭は「地域の問題解決につながるような取り組みをしたい」と抱負を述べた。
根路銘新会頭は「商工会議所の存在する目的は、会員のサポートや地域の皆様のためのイベントや事業を行うこと、そして地域経済が活発になるようなまちづくりをしっかりと提言していくこと」として、「個々の企業ごとの問題解決を進め、それが地域の問題解決につながるような取り組みをしたい」と抱負を述べた。
会頭として力を入れたいこととして▽正確で速い情報伝達▽デジタルトランスフォーメーション(DX)とキャッシュレスの推進―を挙げ、補助金などを知らせているメールサービスの活用を呼びかけた。
国が推奨しているDXについては「何ができるのかまだ不明瞭な部分もあるが、地域の企業とともにできることからしっかりと始めていきたい」と話した。
2期目の副会頭となる中尾氏は「3年間はコロナでなかなか活動できないこともあったが、新会頭を支えるためにより一層頑張りたい」、野津新副会頭は「コロナ後の経済回復に進んでいくために、商工会議所がしっかりと役割を担っていかなければいけない。宮古島の発展のために微力ながら頑張っていきたい」とそれぞれ決意を表明。
新城専務理事は「今年度は商工会議所の健全経営スタートとなる節目の年。皆さんのご支援ご協力で、船出した新体制を盛り上げてほしい」と呼びかけた。
顧問に就任した下地前会頭は「12年間の経験を振り返り、皆さんのご意見を聞きながら新体制を支えていきたい」と話した。
懇親会に訪れた伊川秀樹副市長は「コロナ支援の窓口などに一致団結して取り組んでくれた。これからも地域の経済発展に向けて連携したい」と期待を寄せた。
総会に先立ち、商工会議所選挙委員会の友利寛忠委員長が計60人の新議員に証書交付を行った。