宮古の産業まつり実施を決定した実行委員会 =宮古島商工会議所

宮古の産業まつり開催決定 3年ぶり、12月3・4日

 2022年度第45回宮古の産業まつり実行委員会(委員長・下地義治宮古島商工会議所会頭)は26日、新型コロナウイルスの影響で中止が続いた産業まつりを12月3、4の両日、JTAドーム宮古島・みーや広場で3年ぶりに開催すると決定した。「うまむぬ! すぐりむぬ! 魅力がいっぱい みゃーくぬ宝」をテーマに例年同様、屋内外であらゆる産業を網羅した特産品の展示や即売会、ステージでのアトラクションなどを予定している。
 同会議所で開かれた実行委員会で下地会頭は、「3年ぶりの産業まつりについて、開催をどうするか意見をお願いしたい」と委員に発言を求めた。県が示した対処方針に基づくイベントの収容人数内となる見通しを確認したほか、委員から特に異論はなく、全会一致で実施を決定した。
 開催に当たっては、コロナ禍の中で宮古圏域の景気の維持・拡大を図るため、地域特性を生かした新たな産業に取り組む企業等を紹介するとともに、伝統工芸や地場産業の育成と振興を目指した企画展示で新たな魅力を創出する方針だ。
 内容は農林水産物と加工品、野菜・花・果樹苗の展示販売をはじめ、伝統工芸品と工業製品展示・普及促進、サトウキビの生産加工品・奨励品種展、宮古の織物展、ロボット展(宮古工業高校)、姉妹都市・交流都市特産品展示即売、中高校生のバンドやダンスなどのアトラクション、商工観光・農林水産部門の表彰を実施する予定。予算は189万円を計上した。
 会場はドームと前面の広場で、屋内では各種展示や販売テナント、常設ステージ、屋外で飲食や農業および工業展のテナントを開設する。駐車場はドーム併設のほかサンエーの協力で宮古島シティも利用できるよう調整している。
 産業まつりは、生産者の生産意欲の高揚と県産品に対する消費者意識の啓発に努め、時代のニーズに対応した新商品の開発と品質向上を推進し、県内外市場への販路拡大を図ることで特色ある産業の振興に資することが目的。
 また、全産業を網羅した総合産業展として位置づけ、幅広く市民にPRすることで意識を深めるもの。例年は11月に実施していたが、今回は出店募集やテナントの準備期間も考慮して12月開催とした。

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