美術は市民ギャラリー(写真上)華道は図書館入り口付近(同下)のように、未来創造センター内で分散展示が行われている
市民総合文化祭 部会ごとに分散展示
未来創造センターで21日から始まった市民総合文化祭一般の部展示では、それぞれの部会が施設内を広く使い空間を生かした分散展示を行っている。書道部会長の池田海真さんは「初めての試みだが、部会ごとの特色が出る展示会になったと思う」と話した。
公民館入り口前には園芸部会の鉢植えが並び、美術部会は公民館2階の市民ギャラリーで作品を展示している。図書館入り口付近の窓際では華道部会の作品が光を受けており、書道部会は階段を下ったブラウジングコーナーに落ち着いた空間を演出している。
池田さんは「一堂に集めて展示するのも良いが、それぞれの部会がそれぞれの空間を生かすことで特色を出せている」と説明。また「図書館や公民館を散策することで施設について知れる。今後のイベントで足を運びやすくなることにつながると思う」と述べた。
展示会を訪れていた市民からは「空間とマッチして作品が引き立っている」と好評な意見がある一方、「展示場所が分かりづらい」と指摘する声もあった。
会場を視察した座喜味一幸市長は「非常にレベルの高い作品が展示されており、ここ2、3年の思いが力強く、しっかりとした技術で結集されていると感じる。ぜひ多くの市民に足を運んでほしい」と話した。