苗木を求める大勢の市民で長蛇の列ができた
=2日、平良東仲宗根の市みどり推進課
「育てる楽しさ感じて」 3年ぶり苗木販売会大盛況
市農林水産部みどり推進課(根間正三郎課長)は2日、市内の各家庭を美しく彩り、育てる楽しさや収穫する喜びを育むことを目的に、3年ぶりに花や野菜、果樹の苗木販売会を開いた。思い思いの植物を求める大勢の市民で会場は大盛況で、職員らは清算や商品の補充、運搬と休む間もなく汗を流していた。
アボカドやマンゴー、島バナナなどの果樹苗木、キャベツやピーマンなどの野菜苗、マリーゴールドやミニバラの花苗にハイビスカスやブーゲンビレアといった花木など、多種多様な植物を数万本以上も用意。販売会は午前9時からだったが、8時前から訪れる市民も多かったという。
根間課長は「販売は普段から受け付けているが、1日かけての大規模な開催は3年ぶり。たくさんの人に自分で育てる楽しみを感じてもらいたい」と述べた。
家族5人で来ていた平良在住の30代女性は「家庭菜園用の野菜と観葉植物を買いに来た。とても人が多くて並ぶのも大変」と驚いた様子だった。平良で飲食店を経営しているという30代男性は「店の前の花壇にゲットウなどを植える。安価で手に入って助かる」と話す。伊良部から来たという60代女性は「家を新築したので庭に花を植えるのと、畑の虫よけ用。本当はもっとたくさん欲しいけど車に入る分だけでも買っていく」と語った。