支持者らともにガンバロー三唱で気勢をあげる佐喜眞氏(右から4人目) =7日、平良下里の選挙事務所

県知事選 佐喜眞氏が事務所開きで気勢

 9月11日投開票の沖縄県知事選挙に立候補を表明している前宜野湾市長の佐喜眞淳氏(57)は7日、平良下里の選挙事務所宮古島支部で総決起結団式を行い、あわせて選挙事務所を開設した。下地康教県議が支部長を務める。佐喜眞氏は疲弊した経済の再生を訴えたほか基地問題などで国と対立を続ける現県政を批判し、対決姿勢を鮮明にした。

 佐喜眞氏は新型コロナウイルス感染拡大のほか国際情勢の悪化に伴う物価高に触れ、「沖縄は島しょ県。離島の不利性克服のための支援は決定的に必要。政治がサポートすることは当然だ」と話した。
 また「現県政の8年間で4400億円の一括交付金が減額され、宮古島にも影響がでていることは言うまでもない」とし、「政府と対立を繰り返した県政の失策だ」と批判した。
 そして「普天間基地の辺野古移設の問題は、県民の理解を得ながら政府との交渉を進め1日でも早く収束させたい」と述べた。
 そのうえで、「4年前の知事選では私の力不足で期待に応えることができず、県政を奪還できなかった。この選挙を全力で戦い、政治家としての使命を果たす」と訴えた。
 同席した西銘恒三郎衆議院議員は「4年前に31万6千票の支持を得た佐喜眞氏を先頭に、徹底的に戦い抜く」と意欲を述べた。
 式の最後には支持者ら全員が「ガンバロー三唱」で気勢を上げた。

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