ライフジャケット着用を呼び掛ける第47代ミス宮古島の伊川さん(YouTube動画から抜粋)
水難事故8件、死者2人 宮古島署管内今年上半期
宮古島警察署は5日、同署管内で今年上半期に8件の水難事故が発生し、昨年同時期の1件から大幅に増加していると発表。水上バイクの事故が0件から3件となっていることが大きな要因だが、3件とも罹災者がライフジャケットを着用していたため命が助かったとして、市民も含めマリンレジャーを楽しむ人に、必ずライフジャケットを着用するよう呼び掛けた。
8件の内訳はシュノーケルとダイビングがそれぞれ1件、水上バイク3件、その他2件。昨年同時期はシュノーケルの1件のみだった。罹災者の合計は昨年2人、ことし12人。死者は昨年1人、ことし2人。
水上バイクの事故は5月から6月にかけて前浜ビーチなどで発生。3件とも罹災者は観光客で、後部座席に乗っていた人が横転などで海に転落する事故だった。うち2件は肋骨骨折などのけが人が出たが、ライフジャケットを着用していたため3件とも命に別条のある罹災者はなかった。
同署は第47代ミス宮古島(ミスティダ)の伊川実里さんを起用し、水難事故防止を啓発する動画を作成(QRコードから)。マリンレジャーを楽しむ際は、ライフジャケットやウエットスーツなどを着用するよう呼び掛けている。