新型コロナ 宮古島市170人、多良間村2人

 【那覇支局】県は27日、宮古島市で新たに170人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。累計は1万3255人。多良間村は2日ぶりに確認され、2人が報告された。累計132人。県内では新たに4816人が確認され、8日ぶりに前週の同じ曜日を下回った。累計は33万7944人。県は感染者数が減少に転じた理由として、感染者情報を一元的に管理するシステム(ハーシス)の影響を指摘し、「減少傾向に入っていない」と分析している。現在、同システムは復旧している。

 市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日から96人減少した。年代別では40代の40人が最多。30代の24人、50代の22人が続く。県外在住者は8人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は2405.49人。
 多良間村の患者は年代確認中の男女。男性は26日に発病し、確定。女性は23日に発病し、26日に確定した。
 宮古地区の入院中18人、宮古病院14人(中等症8人、軽症6人)、民間病院4人(軽症4人)。病床使用率は27.3%。宿泊施設療養中18人、自宅療養中970人、入院調整中786人。
 県内の新規感染者は前週の同じ曜日を344人下回った。県は年代別では10歳未満の788人が最多。国基準の重症者は27人。本島地域の病床使用率は98.1%と100%に迫る。
 県は同日、ゲノム解析の結果として、11日から17日の陽性者313検体を検査したところ、67.4%の検体から感染力が強いとされる「BA.5」が検出されたと発表した。前週は47.9%だったことから置き換わりが一段と進んでいるとしている。ゲノム解析では「BA.4」、「BA.5」が検出された211検体のうち、46検体のスクリーニング検査を実施。46検体全てで「BA.5」が検出され、その割合から置き換わりの割合を計算した。

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