新型コロナ 宮古島市最多更新278人

 県は26日、宮古島市で新たに278人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。3日ぶりの200人台で、20日の266人を12人上回り1日当たりの過去最多を更新した。累計は1万3085人。多良間村は6日ぶりのゼロ人。県内は5622人で、23日の5297人を325人上回りこちらも最多を更新。新たに4人の死亡が確認された。うち1人は入院待機ステーションで入院先の調整中に亡くなり、同施設で初の死亡例となった。
 市内の感染者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日から157人増加した。年代別では40代の51人が最多。次いで30代41人、50代34人、10代31人となっており、幅広い年代で感染が確認されている。直近1週間の人口10万人当たり新規陽性者数は2692.91人。
 宮古地区の入院患者数は18人。うち宮古病院14人(中等症8人、軽症6人)、民間病院4人(いずれも軽症)で、病床使用率は27・3%。宿泊施設療養中27人、自宅療養中901人、入院調整中834人。
 県内の新規陽性者数は前週同曜日を3567人上回る5622人。5千人を超えるのは3度目で、累計は33万3128人。年代別最多は10歳未満の971人。次いで10代856人、30代793人となっている。
 新たに確認された4人の死亡例のうち、那覇市在住の90代男性は18日深夜、入院待機ステーションに搬入され、同日明け方、入院先の病院が見つかる前に死亡が確認された。待機ステーションでの死亡は初めてのことという。
 オンラインで会見した城間敦感染症総務課長は「積極的な延命治療を望んでいなかったという事情もあるが、重点医療機関の就業制限者は連日千人を越えており、夜間の入院調整は困難な状況。国と調整し、8月に最大30人の看護師を応援で派遣してもらう予定」と説明。同日の病床使用率は85.3%(699床中596)うち重症者用は40.3%(62床中25)。
 城間課長は「万一の場合に備え、自宅に市販の解熱剤や抗原検査キットを用意し、食料品も備蓄してほしい」と呼びかけた。24時間対応のコールセンター(098-866-2129)もつながりにくくなっており、午前9時前後を避けてかけてほしいという。

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