新型コロナ 市134人、1週間で734人

 【那覇支局】県は16日、宮古島市で新たに134人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。5日連続で100人を超えた。累計は1万1253人。1週間(10~16日)の感染者数は734人で、3週連続で前週を上回った。多良間村は2日連続で感染者1人が確認された。累計93人。県内では新たに3904人が確認された。過去最多を更新するとともに5日連続で3000人を超え、4000人に迫る。累計は29万1778人と29万人を超えた。
 市内患者は10歳未満から80代の男女。前週同曜日から55人増加した。年代別では40代の22人が最多。10代の21人、10歳未満の20人が続く。県外在住者は3人確認された。1週間(10~16日)の新規感染者数734人は前週(3~9日)の535人から約1・4倍増加し、3週連続で前週を上回り、増加傾向に歯止めが掛からない状況が続いている。10歳未満から40代で全体の約71%を占めているが、前週より6ポイント低下するなど、重症化リスクが高い50代以上にも感染が拡大している。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は1343・71人。
 多良間村の感染者は年齢確認中の男性。14日に発病し、15日に感染が確認された。
 宮古地区の入院中8人、宮古病院7人(中等症3人、軽症4人)、民間病院1人(軽症1人)。病床使用率は12・1%、重症者用病床使用率は75%。宿泊施設療養中35人、自宅療養中478人、入院調整中370人。9日の入院調整中は165人だったことから、感染者の急増に伴い、入院先の調整に困難が生じている患者が増えつつある。
 県内の新規感染者は前週の同じ曜日を1386人上回り、13日連続で前週の同じ曜日を上回った。年代別では10代の729人が最多。国基準の重症者は16人。療養者数2万5267人は3日連続で過去最多を更新した。重点医療機関の休業者709人は3日連続で700人を超えた。
 県は19日に専門家会議を開き、今後の取り組みに対して、行動制限を含む対策などを聴取する。
 全国と比較可能な前日時点の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数1339・96人は113日連続で全国ワースト。全国平均は408・76人と400人を超えた。

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