青少年の非行防止について呼びかける座喜味市長(中央)ら =12日、市役所

「すべての大人が支援を」 非行防止で一斉行動が記者会見

 2022年度「青少年の深夜はいかい防止」「20歳未満者飲酒防止」の県民一斉行動(主催=市など)の記者会見が12日、市役所第1会議室で行われた。座喜味一幸市長らは青少年の非行防止に向けて「全ての大人が青少年を支援することが重要」と呼びかけた。行動期間は8月31日まで。
 会見には座喜味市長のほか大城裕子教育長、市青少年育成市民会議の上地栄作会長が出席した。例年は市民大会や街頭パレードが行われるが、新型コロナ感染拡大防止のため記者会見のみ実施となった。
 県民一斉行動は、県下の少年非行に深夜はいかいや飲酒の割合が全国に比べて高いことを背景に、「夜型社会」や「飲酒に対する意識」の改善を目指すもの。
 座喜味市長は「市の補導件数は減少傾向にあるが、依然として青少年の非行・不良行為は発生している。大人が責任をもった行動を示し、家庭だけでなく学校や地域で注意深く見守る必要がある」とあいさつした。
 また上地会長は、▽青少年の深夜はいかいを無くし、問題行動を防止▽思いやりのある心豊かな青少年を育成▽家庭でのスマートフォンなどの使用ルールを子どもと一緒に作る▽地域のボランティア活動に積極的に参加▽大人は青少年の模範となるよう行動する―と市の宣言を読み上げた。

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