試合終了後、スタンドにあいさつする宮古ナイン
=沖縄市のコザしんきんスタジアム
夏の甲子園沖縄大会 宮古、美里工業に惜敗
【那覇支局】第104回全国高校野球選手権沖縄大会(主催・県高野連)3回戦が9日、県内各地で行われ、宮古はコザしんきんスタジアムで美里工業と戦い、0対2で惜しくも敗れ、8強入りを逃した。
宮古は初回、2人の出塁を許し、5番仲西に2点適時二塁打を打たれ、先制を許す。その後は両校投手ともピンチの場面を迎えるが要所を抑え終盤に突入した。宮古は7回の一死二、三塁や9回の無死一、二塁とチャンスを作るもあと一本が出ず、8安打を浴びながらも追加点を与えなかった沖勇作投手を援護できず、完封負けを喫した。
▽3回戦
宮古
000000000|0
20000000×|2
美里工業
(宮)沖―川根
(美)大城―仲西
▽三塁打 阿良(美)
▽二塁打 仲西、比嘉(美)
宮古の平良栄二監督「選手たちは良く頑張った。1本出るか出ないかの結果が勝敗を分けた。3年生はコロナにめげずに良く頑張ったと思う。いろいろな経験ができたと思うので、今後の人生に活かしてほしい」
砂川竜之介主将「甲子園を目指してきた中で、3回戦敗退という結果に終わって悔しい。チャンスで打てず、夏に向けて取り組んできたことが発揮できなかった。甲子園を狙える実力はあるので、後輩たちには頑張ってほしい」
粘投の沖勇作投手「自分の課題である立ち上がりの失点を克服できず、悔しい。コロナの影響で苦しい思いもいっぱいあったが、良い仲間に恵まれ、充実した高校野球だった」