全共第4区繁殖雌牛群で県代表に選抜された4頭=6日にJA宮古家畜セリ市場で行われた県出品牛最終審査会
(県農業共済組合宮古支所提供写真)
繁殖雌牛群で全共出場 県出品牛審査結果
全国和牛能力共進会沖縄県協議会は8日、県出品牛最終審査の結果を発表した。第4区繁殖雌牛群では宮古和牛改良組合(荷川取広明組合長)の渡真利弓子さん(上野支部)の「りんりん号」、荷川取組合長(下地支部)の「ゆうき号」、浜川淳士郎さん(伊良部支部)の「じゅんゆき号」、宮国光雄さん(城辺支部)の「ゆかり号」が選抜された。宮古地区から全共への出場は20年ぶり。また第1区若雄では大海が生産した「大海之福」(県家畜研究センター所有)も選ばれた。
第12回全国和牛能力共進会鹿児島県大会は10月6日~10日に開催される。第4区は今回選ばれた4頭の中から3頭1組が繁殖雌牛群として出場する。全共は5年に1度開催され、全国の優秀な和牛を一堂に集め、改良の成績や優秀性を競っている。
荷川取組合長は「急に改良はできるものではなく、長年の積み重ねが評価されたと思う。繁殖雌牛群は地域性が見られ、宮古でどんな改良が進められてきたかが審査される。自分が選ばれたこともうれしいが、繁殖雌牛群で出場して宮古をPRできる良い機会になる」と感想を述べ、「今のままでは足りない。せっかくなのでもっと取り組みを強化してベストの状態で出品したい」と気を引き締めた。また「次につなげるため全共に向けた準備に青年部など若手も参加してほしい」と話した。
JAおきなわ宮古地区畜産振興センターの下地隆弘センター長は「出場は名誉なこと。関係機関と連携して大会に向けてしっかりと仕上げてほしい。宮古牛PRの良い機会であり、新しい購買者の誘致につながれば」と期待を寄せた。