新型コロナ 市90人、人口比900人超

 【那覇支局】県は8日、宮古島市で新たに90人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。累計は1万440人。10日連続で前週の同曜日を上回った。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は920・82人と900人を超えた。多良間村は6日連続のゼロ。累計90人。県内では新たに2417人が確認された。2000人を超えるのは4日連続で金曜発表では最多になった。累計は26万7974人。
 市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日から30人増加した。年代別では10歳未満と40代の各19人が最多。30代の12人、10代の11人が続く。県外在住者は3人確認された。
 宮古地区の入院中5人、宮古病院4人(中等症1人、軽症3人)、民間病院1人(軽症1人)。病床使用率は7・6%。宿泊施設療養中17人、自宅療養中383人、入院調整中215人。
 県内の新規感染者は前週の同じ曜日を874人上回った。1日の新規感染者数では歴代4位の数となった。年代別では10歳未満の440人が最多。国基準の重症者は14人。県立中部病院で発生しているクラスター(感染者集団)で新たに5人の感染が確認された。累計13人。
 県は感染が急拡大している八重山地域の医療フェーズを4から5に引き上げ、確保病床を36床から44床に9日から増床すると発表した。
 県の警戒レベル判断指標の国基準の病床使用率も51・8%で5月26日以来、43日ぶりにレベル3(感染まん延期)、重症者用病床使用率23・3%もレベル2(感染流行期)に上昇した。

関連記事一覧