新型コロナ 市6週連続で前週下回る

 【那覇支局】県は25日、宮古島市で新たに27人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。累計は9656人。19日から25日の1週間の感染者数は173人で、前週(12~18日)と比較すると37人減少し、6週連続で前週を下回った。多良間村は8日ぶりに感染者が確認された。累計88人。県内では新たに1499人が確認された。累計24万6508人。
 市内患者は10歳未満から80代の男女。前週同曜日から3人増加した。年代別では10歳未満の7人が最多。30代の6人、60代の4人が続く。職業別では小学生の6人が最多。公務員3人、保育士、販売業、介護従事者、無職の各2が続く。確認中は5人。県外在住者は1人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は316・70人。1週間の感染者数では、30代の31人が最多で、10歳未満26人、40代25人が続き、10歳未満から40代までで全体の約68%を占めるなど、若い人の感染が目立った。
 多良間村の患者は職業、年齢確認中の男性で24日に発病し、確認された。感染経路は判明している。
 宮古地区の入院中1人、宮古病院1人(軽症2人)。病床使用率は1・5%。宿泊施設療養中15人、自宅療養中160人、入院調整中53人。
 県内の新規感染者は前週の同じ曜日を231人上回った。年代別では10代の297人が最多。県基準の重症者は3人。
 県の宮里義久感染対策統括監は「前週比で見ると、10日に1・01倍と1を上回り、下げ止まったとみられる。現在は0・9から1の間で推移している。直近の感染者数は前週を上回っているが、増加の勢いは弱いと判断している」と話した。
 全国と比較可能な前日時点の直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数566・96人は92日連続ワースト。全国平均は79・63人。

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