参加者らは「農産物盗難は絶対許さない」とパトロールを行った
=県合同庁舎正面玄関
就農青年クラブ 一斉パトロール実施
宮古島地区で収穫されるマンゴーなどの盗難被害を防止するため、宮古地区就農青年クラブ連絡協議会は16日、「2022年度農業生産に係る一斉防犯パトロール」を県宮古合同庁舎前で行った。出発式で同会の田村快会長は「盗難は絶対許さないという強い気持ちでパトロールを実施したい」とあいさつした。
パトロールは今回で14年目。参加者らは出発式後、駐在署員とともに平良北、平良南、城辺、上野、下地の各地区で一斉防犯パトロールを行った。
出発式には仲宗根宗信宮古島警察署長、前川尚誼宮古島地区防犯協会会長らが出席し、農作物の盗難防止と防犯協力を呼び掛けた。
同署によると22年6月16日現在マンゴーの盗難被害は確認されていないが、21年は数件の被害があったとし、警戒を強化するという。
仲宗根署長は「市は全国有数のマンゴー生産地で、農作物の盗難防止は重要な課題のひとつ。関係機関と連携し警戒を強化する」と意欲を述べた。
同協議会の田村会長は「皆さまのご協力を頂きながら活動を続けてきた。大事に育てた農産物や農業機械をひとつでも多く守りたい」と話した。