3年ぶりの宮古島夏まつり開催を決めた実行委員会 =宮古島商工会議所会議室

8月14日 3年ぶりに夏まつり開催決定

 2022宮古島夏まつり実行委員会(委員長=下地義治宮古島商工会議所会頭)が10日、同会議所会議室で行われ、今年のまつりを8月14日に開催することを決定した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により2年連続で中止されていたが市民の活気を取り戻し、地域経済を盛り上げようと開催することとなった。感染症防止対策のため規模を縮小して1日限定となるが、豊年祈願祭や歩行者天国、また打ち上げ花火などが行われる予定。
 夏まつりは新型コロナの影響で20年、21年と連続して中止となっていた。開催趣旨として、2年余にわたるコロナ禍の中で落ち込んだ地域経済を盛り上げるとともに、市民に元気の良い明るい笑顔が再び戻ることを願い、今後も魅力にあふれ活力ある宮古島市づくりを目指し、住民一人一人の絆を紡いでいくことを目的に掲げている。
 豊年祈願祭は午前10時から漲水御嶽と宮古神社、歩行者天国は午後6時~9時に西里・市場・下里の中心市街3通りで開催を予定。露点販売は密を避けるため可能な限りテイクアウト方式にする。特設ステージではミス宮古島発表会やライブなどを行うが、プログラムの時間は短縮する。また沖縄本土復帰50周年を記念して打ち上げ花火も計画している。
 出席した委員からは開催を望む意見が占めた。座喜味一幸市長は「安全性を確保しながら経済や生活を当たり前に戻していくことが大切。密の問題も市民は心得ている。主催者側としても感染防止への配慮が必要」と述べ、日程等が決まれば保健所や医師会、宮古病院との連絡協議会に報告して意見を求めていく。
 3年ぶりの開催に下地実行委員長は「これまで閉塞的だったのを活性化できれば。1日だけでも夏まつりを開催し、子どもたちも大人たちにも喜んでもらいたい。頑張ってコロナを打ち負かすぐらい楽しい夏まつりにしたい」と話した。

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