宮古民謡を熱唱する與那城さん =14日、浦添市の国立劇場おきなわ

與那城美和さん熱唱「唄方」公演

 【那覇支局】「島唄」で有名な歌手の宮沢和史さんが構成や演出を手掛ける「唄方~島々の誉れ歌・情け歌・哀れ歌~」公演が14日、浦添市の国立劇場おきなわで開催された。宮古島市出身の與那城美和さんや奄美・先島諸島出身の歌手9人が一堂に集まり、各地の島唄を披露し、会場に訪れた534人は琴線に触れた様子だった。

 與那城さんは旧平良市出身。琉球古典音楽野村流伝統音楽教師で、2008年に琉球古典芸能コンクールで最高賞を受賞。現在は宮古島の民謡や古謡の世界を広げるために島内外で活動中。
 與那城さんは「トーガニあやぐ」、「與那武岳金兄小」、「伊良部トーガニー」、「多良間しゅんかに」、「鬼虎ぬ乙女」の6曲を熱唱し、観客は古里に思いを馳せた。
 公演では、各島で共通して唄われている「しょんがね」の聞き比べも行われ、各島の唄の違いも披露され、観客も熱心に耳を傾けていた。同公演は18年に第1回が公演され、今回が2回目となった。

関連記事一覧