児玉部長(左)と下地副部長
=熊本城ホール(宮古総実高校提供)
宮古総実高環境班、アジア・太平洋水サミット で発表
第4回アジア・太平洋水サミット(アジア・太平洋水フォーラム、熊本市共催)が23日、熊本城ホールで開幕し、日本代表で宮古総合実業高校(大山正吾校長)の環境班の児玉凛部長、下地りぃ副部長が日本ソバ栽培を通した地下水保全の取り組みを通し、天皇皇后両陛下とオンラインで会話した。また、会場内のブースで発表した。顧問の前里和洋教諭によると、2人と両陛下の会話は当初5分ほどの予定だったが、「時間も長くなり有意義だった」という。同校の取り組みについて天皇陛下から「国際的にも素晴らしい研究であり、継続して頑張ってほしい」との激励を受けたという。
児玉部長は「両陛下との懇談は緊張したが、とてもやさしく安心してやり取りできた。素晴らしい機会を得てうれしい」、下地副部長は「ちゃんと受け答えできてよかった。良い経験ができ、これからも地下水保全の研究を頑張りたい」とそれぞれ感想を語った。
会場での発表について児玉部長は、「活動内容の報告は好評で、テレビ取材も受け、多くの人が興味を持ってくれ、他校からも交流の呼び掛けがあり有意義だった」と手応えを話した。
同校環境班は1997年から取り組みをはじめ、有機肥料のバイオリン、日本ソバ栽培を通して地下水保全に関する研究を進めてきた。今回の水サミット関連の「ユース水フォーラム・九州」に研究動画を応募し、優秀動画として日本代表での参加が決まった。