照屋副知事(左)に要請書を手渡す宮里会長(中)と伊良皆副会長 =21日、県庁

航路整備など105項目を要請 県離島振興協・過疎地域振興協

【那覇支局】県離島振興協議会・県過疎地域振興協議会会長の宮里哲座間味村長と副会長の伊良皆光夫多良間村長は21日、県庁に照屋義美副知事を訪ね、離島・過疎地域に関する要望で新規37項目を含む105項目を要請した。

 伊良皆副会長は水道料金の低減につながる水道広域化について「宮古島市と多良間村が一緒になって水道広域化を進める必要性が宮古島市には少ない。多良間だけで広域化を進められるようにしてほしい」と述べ、その上で「保健師などの医療従事者の確保、水納島に浮桟橋の整備をお願いしたい」と要望した。
 宮里会長は「医療、航路や港湾、水道など多岐にわたる要望をお願いしている。各部局で対応していただき、1つでも多く解決できるようにしてほしい」と話した。
 照屋副知事は「要望を踏まえ、市町村や関係機関と連携しながら、離島・過疎地域の振興に全力で取り組んでいく」と述べた。
 105項目の要望のうち、宮古地区関係は14項目。主な要望は▽下地島空港の活用▽軽石の除去▽宮古広域公園の早期整備▽農林水産物の流通条件不利性解消事業の継続▽検診体制の構築▽生徒の派遣支援▽高校生の教育諸活動の支援▽軽油免税の弾力的な対応―などが含まれている。

関連記事一覧