ドッジボールの組み分けをする子どもたち =16日、城辺世代間交流施設

城辺世代間交流施設 大勢の子どもらで賑わう

 城辺福里に15日開館した、城辺世代間交流複合施設が大勢の地域の子どもたちで賑わっている。開館翌日の16日は、午前10時までに30人以上の子どもたちが訪れ、ドッジボールや読書などを楽しんでいた。市から指定管理を受託している沖縄こどもみらい創造支援機構の新城宗史理事長は「子どもから高齢者まで、地域の人々と協働して施設を運営していきたい」と展望を語った。

 新城理事長は「最初からこちらが全てを用意してサービスすると、利用者が『お客さん』になってしまう」と語る。運営する別の児童館で、子どもたちの後片づけがおろそかになったり、遊具を大事にしなくなるなどの弊害があったという。
「あえて倉庫にしまっておいて、子どもたちの『ドッジボールをしたい』という声に応えて出してあげれば、遊具の使い方などのルールを一緒になって考えられる」と説明する。壁には子どもたちから募集した施設でやりたいことが数多く掲示されている。「意見を反映させながら、『自分ごと』として使っていってほしい」と話した。
 施設に来られない高齢者などのために各地区の公民館に出向いてイベントを開くことなどを考えているという。「受け身になって来てもらうのを待つのでなく、地域の方々との交流を通して施設を盛り上げ、地域振興につなげていきたい」と力強く抱負を述べた。

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