座喜味市長(中央)とミニ産業まつりをPRする青年団体連絡協と実行委員会のメンバーたち =市役所応接室

青年団体連絡協発足、圏域の発展目指す

 宮古青年会議所、宮古島商工会議所青年部、宮古島観光協会青年部、宮古島市伊良部商工会青年部などで構成される宮古島青年団体連絡協議会がこのほど発足した。宮古圏域のまちづくりや発展に向けた活動に取り組んでいく。最初の事業として16、17日に島の駅みやこ駐車場で開催される「宮古のミニ産業まつり」を共催する。

 4日、市役所で座喜味一幸市長に協議会結成を報告した平良勝久代表幹事(前観光協会青年部長)は「観光や商業だけでなく、6次産業にも今まで培ってきたことを生かしながら積極的に取り組んでいきたい。フットワークの軽さを生かして多方面に足を運んで勉強し、吸収したものを島に残したい」と話した。
 同協議会は今後の宮古圏域を魅力ある島にするため、職種に関係なく島を愛する青年が集い、明るい未来に向けた人材育成と宮古圏域の発展に貢献することを目的に今月1日に結成。宮古圏域のまちづくり事業、会員団体の交流、圏域に関連する一切の事業(視察研修等)に取り組む。
 座喜味市長は「ぜひ市も連携していきたい。もっと色んな層の人も加入できるようにし、多良間村も含めて宮古圏域として連携してほしい。産業まつりを通して6次産業を本格的に進めてほしい」と期待を寄せ、中高生向けの産業まつりの企画も勧めていた。
 ミニ産業まつり実行委員会も訪れ、島のモノづくりを盛り上げたいとイベントの開催をPRした。ミニ産業まつりは「宮古の産業まつり」が新型コロナの影響のため2年連続で中止になったことから、生産者の商品発表の場として規模を縮小して開催する。市内の製造業者や多良間村の展示販売、テイクアウト屋台なども出店する予定。

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