見つかったハーベスターの収穫袋
=上野字野原
盗難被害の収穫袋の一部見つかる 上野字野原
市内で盗難が相次いでいるハーベスターの収穫袋の一部が上野字野原で放置されているのが発見された。28日までに被害にあったオペレーター6人が宮古島警察署に被害届を出した。宮古地区ハーベスター運営協議会には34枚の盗難と見られる被害が報告されている。収穫袋の盗難は毎年のように発生しており、同協議会ではサトウキビの積込作業後には早めに回収するよう呼び掛けている。
3月上旬ごろから収穫袋が放置されているのを見た人が、新聞報道等で盗難を知って25日に関係者に連絡。26日には所有者が確認。未舗装の道路脇の1カ所に21枚がまとめて置かれていた。長雨でハーベスターの稼働が停止していた2月下旬ごろに被害にあったと見られている。
このうち4枚が見つかったオペレーターは「良かったが許せない。防ぎようがなく、どう対策すれば良いのか」と憤った。また10枚が戻ってきたオペレーターは「不足すると仕事が回らなくなるので新しい収穫袋を注文した」という。
現場に立ち会った同協議会の宮國明雄副会長は「すぐに回収するようにしているが積込には順番があり、収穫作業中に行くのはタイミングが難しい。早めの回収を心がけてほしい」と呼び掛けた。
同協議会では、「少しでも被害があれば届け出てほしい。畑ではない所に放置された収穫袋を見つけた人は連絡してほしい」と話している。