(前列左から)川満さん、仲間会長、池間代表、砂川さん、岸本さん。後列左から3人目が前川会長 =市保健センター

市民運動実践協議会、4個人2団体を表彰

宮古島市市民運動実践協議会(前川尚誼会長)は28日、市保健センター多目的ホールで、第16回心豊かなふるさとづくり表彰式を開き、クリーン部会の同賞で川満恵辰・恵美子さん夫妻と池間自治会(仲間広二会長)、グリーン部会の緑の街角賞で狩俣優美園クラブ(池間杉子代表)、グレイシャス部会の親切運動活動賞で岸本和子さん、砂川耀吉さんの計4個人2団体を表彰した。

 前川会長は「受賞される皆さんが『安全で清潔な快適環境づくり』、『四季を通して花と潤いのあるまちづくり』『心のふれあいと暖かみのある宮古島市づくり』を実践していることに深く敬意を表する」とあいさつ。
 受賞者を代表して池間自治会の仲間会長が「『実践協議会』の表彰だが、ただ心に思うだけでなく行動に移すことが重要。これからも『一緒にやろうよ』と声を掛け合い、励まし合いながら受賞を励みに頑張っていきたい」と述べた。
 伊良部在住の川満さん夫妻は定年退職後、渡口の浜の散歩を日課としていた。大量の漂着ごみが美しい砂浜の景観を損ねていることを見かねてごみ拾いを開始。市のボランティアごみ収集制度を活用しながら、5年間にわたり清掃活動を続けている。
 池間自治会は自治会役員だけでなく、漁業組合やマリンレジャー業者なども参加する清掃・美化活動を月2回実施しており、地域住民と事業者が連携した自主的な環境づくりの先導的な役割を果たしている。
 緑の街角賞を受賞した狩俣優美園クラブは、狩俣集落手前の歓迎看板を色とりどりの花々で円形に飾っているほか、約1㌔の沿道を開拓して伊江島から仕入れた白ユリなどさまざまな草花を植えている。同クラブの長年の活動は地域に波及し、集落内の環境美化へと広がりを見せている。
 親切運動活動賞は岸本さんと砂川さんが受賞。岸本さんは県立宮古病院で長年看護師として勤務。定年後はその豊かな経験を生かしたボランティア活動を続けているほか、鏡原小学校前での登下校の見守り・声かけなど多様な活動を通じた地域貢献を行っている。
 会社経営をしていた砂川さんは、現役を退いてからさまざまなボランティアに取り組んできた。10年以上にわたり東小学校正門前での見守り運動を続けているほか、防犯ボランティアや子どもたちの居場所作りにも携わり、地域の青少年の健全育成に長年にわたり大きな功績を残している。

関連記事一覧