新型コロナワクチンの小児集団接種を行った
=市役所
市で初の小児集団接種 来月2日と3日も
宮古島市は26日、市役所で、市初となる新型コロナワクチン小児(5~11歳)集団接種を行い、104人の児童にワクチンを打った。当初小児接種は同日と4月2日の2回のみの予定だったが、想定を上回る予約が集まったため3日に追加で実施するという。
接種は市内の小児科医が担当。市の集団接種はこれまで、ワクチンを受ける側はいすに座ったままで、看護師や係員が移動して行っていたが、小児集団接種では個室でワクチンを打ってからロビーに移動して経過観察をする方法に変更された。
市の担当者は「注射が怖くて泣き出してしまう子どももいるのではと少し心配していたが、皆さん我慢強くて順調に進んでいる」と話した。4月3日以降に集団接種を実施する予定はないが、希望する市民が出た場合は個別に対応していくという。小児ワクチンは1瓶で10人接種する必要があるため、現在のところ医療機関での個別接種は実施していない。
子どもを連れてきていた女性は「自分が打った時は少し発熱などもあったが、数日で収まった。子どもにも副反応が出るかもしれないが、コロナにかかり重症化するよりはリスクがないと思う」と話した。