宮古島市26人、多良間村25人 新型コロナ

【那覇支局】県は24日、宮古島市で新たに26人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。累計は3865人。多良間村では25人の感染が確認された。累計68人。県内では新たに981人の感染が確認された。累計11万6301人。県は同日、感染力の高い「BA.2」のゲノム解析結果を発表し、前週に2人、今回5人の感染が判明した。累計20人。

 市内患者は10歳未満から70代の男女。前週同曜日の10人と比べると16人増加した。年代別では10歳未満7人が最多で、10代と40代の各6人が続いている。推定感染経路は9人が明らかになっていない。職業別では小学生6人が最多で建設業と会社員の各2人が続く。確認中は3人。1週間当たりの人口10万人当たりでは164.76人。
 多良間村の患者は10歳未満から70代の男女。年齢別では10歳未満、10代、40代の各6人が最多。推定感染経路は20人が明らかになっていない。職業別では小学生5人が最多で中学生3人が続く。14人は確認中。1週間当たりの人口10万人当たりでは3574.70人。
 県の糸数公医療技監は多良間の状況について「検査を行い、陽性者を隔離して拡大を防ぐ対策を行っている」と述べ、その上で「多良間では子どもを中心としたイベントが短期間で行われたことによる交流が原因だとみられる」と話した。
 宮古地区の入院中7人、宮古病院5人(中等症1人、軽症4人)、民間病院2人(中等症1人、軽症1人)、病床使用率は6.1%。宿泊施設療養中20人、自宅療養中62人、入院調整中78人となっている。宮古地区の10万人当たり新規感染者数は199.41人。
 県内患者は10歳未満から90代の男女。前週の同じ曜日を263人上回った。2日連続の900人台。年代別では20代が最多。県基準で重症者は2人。「BA.2」の検体は8日から16日の感染者から採取され、5人の感染が確認された。そのうち、八重山保健所から2検体採取された。八重山での確認は初めてとなる。

関連記事一覧